引き出し式ベッドや跳ね上げ式ベッドに比べれば、収納力という点では厳しいフロアベッド。
でも、全く収納がないわけではありません。
フロアベッドの収納はどんな場所に、どれくらいあるのでしょうか。
ヘッドボード収納
フロアベッドの場合、多くはベッドの内部収納ではなく、外側の宮棚に文庫本や小物を置ける程度です。
ヘッドボードレスのフロアベッドですと収納スペースは皆無。
しかし、一部のフロアベッドにはヘッドボードの中に若干の収納スペースを持つものがあります。
大きさは製品にもよりますが、ヘッドボード丸々ぶんの場合もありますし、一部だけの小さなものもあります。
小さめの上から開ける収納スペースが設けられているフロアベッドの場合、収納卯力はティッシュのボックスやちょっとした小物を入れるくらいです。
ティッシュボックスを入れる時は、花粉症や鼻炎持ちで手の届くところにティッシュがある方が助かる人にはいいでしょう。
また、アクセサリーや化粧品、コンパクトなサイズのヘアアイロンなど身だしなみ用品を収納するのにも使えます。
どちらにしろ基本は小物収納用。
あまり大きなサイズのものは入れられません。
ヘッドボードの隙間収納
上記ではヘッドボードの上から収納というのを紹介しましたが、ヘッドボードの横の隙間から収納できるタイプのフロアベッドというのも存在します。
ヘッドボード横から、雑誌を収納できるタイプがあるのです。
とは言っても、本格的な本棚のように分厚い書籍をたくさん収納できるわけではありません。
せいぜい薄い雑誌数冊が限界です。
ですから、メインの本棚を別に置いた上で、寝る前に読みたい本をちょっとだけしまう用になります。
ヘッドボードの隙間収納で、少し長いものをしまえるフロアベッドもたまにありますが、収納ベッドの長もの収納にはボリュームは全く及びません。
ベッド下には収納できないの?
普通の高さのベッドや、ロフトベッドならベッド下にボックスを入れたりして収納スペースとして使えます。
しかし、フロアベッドの場合はベッド下の隙間はほとんどないのです。
床ギリギリの低さにマットレスを落とし込みますから、下にボックスを入れる隙間も全くないので収納スペースとしては使えません。
上記の収納スペースとも合わせて考えると、フロアベッドの収納力はどうやってもかなり少ないと言えます。
フロアベッドの収納を補うために
収納力という点ではやはり厳しいフロアベッド。
ですから、フロアベッドを使うならやはり収納家具が別途必要です。
大きなサイズのフロアベッドでしたら、ウォークインクローゼットなど作り付けの収納力が充実したお住まいで使うのに向いています。
ワンルームでしたら、押し入れやクローゼットの容量が大きい部屋を選べれば一番いいです。
しかし収納が十分でないワンルームでどうしてもフロアベッドを使いたいのであれば、場所を取らず収納力のある家具で補う必要があります。
薄手の夏服や下着、靴下などは畳むとそれほどボリュームをとりませんので、奥行き30cm以内の薄型チェストでも十分しまえます。
奥行きが深めでもスリムサイズの収納棚も多くありますので、限られたスペースのお部屋でもこうしたスリムサイズの収納家具を有効に使っていきましょう。
収納家具を置くスペースを確保するために、小柄な方ならショートサイズのフロアベッドを選ぶ方が良いでしょう。
レギュラーサイズのフロアベッドと比べてほんの十数センチの差であっても、収納家具を別途おいた時の圧迫感を軽減できます。
まとめ
フロアベッドも、ヘッドボードの中に若干の収納が可能です。
しかし収納できるのは小物や薄い雑誌程度に止まりベッド下には入れられないので、どうしても収納力は落ちます。
他の収納家具をメインにしつつ、フロアベッドは小さめの収納として補うような形で使った方がいいです。