ベッドのカビを防ぐのは、ベッド本体の掃除だけではありません。
お部屋の換気はもちろん、お部屋全体的に埃を綺麗に掃除することが大事です。
何故部屋の掃除が大事か?
カビは何もないところから生えてくるわけではありません。
人間の目に見えないサイズのカビの胞子が外部から飛んできたり入り込み、繁殖してコロニーを作ることで人の目に見えるようになるのです。
胞子は窓から入り込んだり、人の出入りで服やカバンについて入ってきたりします。
これらは人の目では見えないので、完全に防ぐことができません。
しかし、埃の中で人の目に目立たない形で密かにカビが増えていることがよくあるのです。
埃は寝具の繊維質はもちろん、人のきている衣類の繊維やペットの毛からも出来上がります。
ですから、カビ防止の一策として掃除をし、埃や汚れを少しでも減らすことがカビ繁殖をなるべく少ない規模で抑えるために大事なのです。
埃が減ればカビの好む場所が減り、ベッドや寝具に付く胞子の量も減ることになります。
胞子の量を減らし、増殖を抑えることが大事なのです。
カビ防止のために掃除すべき場所
埃がたまりやすい場所、カビの生えやすい場所というのが、家屋や部屋の中には存在します。
それらの場所から埃を取り除くことで、ベッドやマットレスにカビの胞子が取り付く確率を多少なりとも減らせるのです。
床
これは基本中の基本です。
ベッドルームの場合、布団や毛布・服の繊維、髪の毛が落ちるので特に埃がたまりやすい場所でもあります。
ベッド下にはもちろん埃はたまりやすいですが、それ以外にもコンセントの上や床の隅にも埃は集まりやすいです。
ワンルームの場合は同じ部屋で睡眠も食事もとりますので、繊維質の他に毎日食べる食事のかけら、おやつのスナック菓子やパンの食べかすもゴミとして落ちている可能性が高いです。
特に床に近いところで眠る、床置きタイプのすのこベッドの場合埃がもうもうとあるとカビ以前に不愉快で眠る気にもなれません。
フロアベッドで寝ていても埃が目につきます。
もちろん普通の高さのベッドを使っている時も、できれば毎日掃除機をかけましょう。
ベッド下ももちろん掃除機をマメにかける必要があります。
ローベッドの場合は、薄型のロボット掃除機があれば大きなサイズでも奥まで掃除しやすいでしょう。
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細かい取りきれない埃は、雑巾掛けかワイパー(クイックルワイパーとかの系統ですね)で掃除しておきましょう。
エアコンのフィルター
カビに気をつけるべき場所として特に知られているのはエアコンのフィルター。
内外の空気が出入りする場所のぶん、埃もたまりやすいです。
フィルターは最低でも各シーズンごとに一度は洗うようにしましょう。
特にアレルギーや気管支系の持病がある人の場合、エアコンが汚いと余計症状の悪化リスクも高まります。
喉が弱い人が家族にいる場合は、1シーズンに何回も洗うようにしたほうがいいです。
念を入れるなら、業者さんを呼びエアコン本体のクリーニングもしてもらいましょう。
アレルギー対策にもなり一石二鳥です。
棚の上
チェストやシェルフといった、棚の上も埃のたまりやすい場所です。
これらの場所もこまめに拭き掃除したりモップで叩いたりして埃を取り除きましょう。
棚の上に飾り物の像や花瓶を置いている場合、そこに埃がたまる場合もありますので置物も時々埃を叩くことが必要です。
水拭き可能な素材の置物なら、時々拭いておきましょう。
本棚だけではなく、タンスや仏壇の上も埃がたまりやすいので、こまめに掃除をしておきましょう。
収納ボックスの上や隙間
ロフトベッドの下に収納ボックスを積んだり、すのこベッドの下に収納ボックスを入れている人も多いかと思います。
収納として便利のいい使い方ではありますが、反面ボックスの上や重ねた隙間などに埃がたまりやすいという難点があります。
面倒臭いでしょうけど、なるべく頻繁にボックスの上を拭き取り、埃がたまらないようにしましょう。
プラスチックのボックスだと水拭きもできますし化学雑巾も使えますので掃除も簡単です。
時々はボックスをベッド下から出し、床掃除とボックス表面の掃除を行った方がいいです。
毎日となると面倒かもしれませんが、目につくところだけでも拭いておくとだいぶ汚れのたまり具合が違います。
まとめ
ベッドのカビを防止するためには、ベッド本体やベッド下だけでなく部屋中のホコリをこまめに掃除することが大事です。
ベッド下に収納ボックスを入れている場合は、ボックスを時々取り出して掃除しましょう。