ガス圧タイプの跳ね上げ式収納ベッドは、重いマットレスが乗ったままでも開閉できる便利な収納ベッド。
しかし、そんなガス圧式(跳ね上げ式)ベッドが壊れてしまったらどうすればいいのでしょうか。
目次
その前に、ホントに故障?
「最近ベッドの開閉がスムーズにいかない、閉まらない、故障かも?」と思う前に、まずは本当に壊れたのかよく見極めることが大事です。
実は故障ではなく、ちょっとした不注意が原因で動かないだけなこともあるのです。
特に跳ね上げ式の場合「実は故障じゃなかった!」ってことも結構あります。
マットレスはちゃんと載せてる?
跳ね上げ式ベッドのダンパーは、ベッド上にマットレスを載せた時の重量に合わせてスプリングの強さが適切になるように設計されています。
ですから、マットレスが乗っていないとダンパーの力とバランスが取れず、うまく開閉できないことがあるのです。
「跳ね上げ式ベッドが閉まらない!」というネットの相談の多くが実はこのケース。
湿気対策でマットレスを干していることもあると思いますが、マットレスを外している間はベッドの開閉作業を行わないようにしましょう。
跳ね上げ式ベッドの開閉はマットレスを載せてから行いましょう。
説明書や注意書きにもちゃんと「マットレスを載せない状態で開閉しないように」とある製品も少なくないですので、守りましょう。
指定のマットレスを載せている?
ガス圧式ベッドの場合、重量に合わせた調整はベッドに合わせた特定のマットレスに対応させてあります。
ですから、マットレスの方がベッド本体より先に壊れて処分してしまい、買い直す際にも適当によそからマットレスを買ってきて載せるのはやめた方がいいです。
重さが合わなければ開閉しにくくなります。
そのまま使い続けていると、本当の故障になってしまう可能性もあります。
最初のセットに使っていたのと同じマットレスを同じメーカーから取り寄せるのが一番いいです。
指定以外のマットレスを載せて故障した場合、保証の対象外となるメーカーも少なくありません。
やっぱり壊れていたら修理を頼もう
ガス圧式ベッドが閉まらない!というとき、マニュアルの見落としがないか?という点を点検してみて、「何も間違ってないのに動かない」という本物の故障はあります。
ガチの故障となればやはり修理が必要です。
マットレスの載せ忘れや、あっていないマットレスを使っていたということもないのでしたら、やはりダンパーの故障を疑った方がいいです。
ダンパーをむやみに分解しない!
ダンパーの調子が悪そうな時に、修理代がもったいなくてつい自分でいじりたくなってしまうかもしれません。
しかし、下手にいじってダンパーの中のガス(多くは窒素です)が抜けてしまったり、壊れてしまったりしたら元に戻すのは難しいです。
抜けたガスをつめ直すのは一般家庭では無理に近いですし、こじ開けるとダンパーの他のパーツも痛めてしまいます。
もちろんダンパーのことに詳しい工学系のプロや工場の職人さんなら自力で直せることもあるかもしれませんが、そうでない人は触らない方がいいです。
基本的には自分でダンパーを弄るのはやらない方がいいです。
修理はプロに任せよう!
やはり故障していたら、プロによる修繕を依頼した方がいいです。
メーカーによる出張修理やパーツ交換を依頼できるのでしたらそうしましょう。
ことにガスの詰め直し作業はちゃんとプロの手によるものの方が確実です。
ですから、まずは購入したメーカーや店舗に問い合わせ、修理を頼めるか聞いてみましょう。
古いベッドで、メーカーに問い合わせようにももうパーツの在庫もなくなってしまっていた、メーカーもなくなってしまった、という時もあります。
問い合わせ先がなくなってしまった時は金具屋さんや建具屋さん、家具屋さんに相談して、同じ種類もしくは互換性のあるダンパーを取り寄せられないか聞いてみましょう。
ただ、あまりに年数が経っていると「買い換えたほうがいいですよー」ということにはなるかもしれません。
跳ね上げ式ベッドの故障を防ぐため
きちんとしたメーカーであれば、跳ね上げ式ベッドは毎日開閉してもそう簡単には壊れないものです。
しかし、乱暴に扱えば破損の危険性は高まります。
ベッド開閉の際に力任せに乱暴にしたりしないようにしましょう。
勢いよく開けなくても、自然な力で十分開きます。
すっと優しく上に持ち上げましょう。
最初からの不良品でない限り、力を入れすぎず開閉すれば10年以上の長期間大事に使うことができます。
まとめ
跳ね上げ式収納ベッドが故障したかな?と思った時はまず
- マットレスが規定のものを載せているか
- 説明書通りの開閉作業になっているか
を確認しましょう。
それでも故障っぽいなと思ったら、メーカーに連絡して修理の手配をしましょう。