来客用や職場での仮眠用としても人気のエアベッド。
でも、普段使いはできるのでしょうか?
目次
安物エアベッドは普段使いに向かない!
エアベッドの場合、7,000円以下の安いものの多くはアウトドアメーカーから出ています。
つまり、1〜2泊くらいのごく短期間のキャンプや車中泊を想定して作られています。
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キャンプが好きな人でも、年に100日以上いくという人はそうそういないと思います。
「キャンプはフジロックと夏休みの家族キャンプくらいしかいかないなー」という人なら、年に10日も行きませんよね。
アウトドア用エアベッドは使用頻度としては低めを想定してあるので、毎日使うというにはやはり丈夫さが足りません。
キャンプ以外に使うとしても、職場での仮眠用や来客用、長くても「お金が貯まるまで」「通販で頼んだ普通のベッドが届くまで」のつなぎでしょう。
アウトドア用よりさらに安い防災用の薄いエアベッドは、緊急避難時の2、3日程度想定のものなので、普段使いには全く向かないです。
普段使いに向いたエアベッドとは?
毎日使いたいのでしたら、やはり値段が多少高くなってもしっかりしたものを選んだほうがいいです。
基本は1万円を超える価格帯のものの方がベター。
長期使うエアベッドはレジャー用品売り場でなく、家具店で買いましょう。
空気を入れる電動ポンプも、別売りだと毎日の空気の出し入れ作業が面倒くさいです。
寝具用エアベッドの中にはポンプを内蔵する構造のものがあり、空気入れを別途購入しなくてもすみます。
ダイヤルやボタン一つで簡単に空気の出し入れをできるエアベッドもありますから、こうした空気入れ機能が高機能なものの方が面倒がなくていいです。
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丈夫な作りの製品であっても、エアベッドの寿命はあまり長くはありません。
大事に使っても、エアベッドは2年持てば御の字です。
その間にもっと丈夫なベッドへの買い替えを検討するか、他のベッドを買って来客用に下げるかする方がいいです。
パイプベッドなどのリーズナブルなベッドも多数ありますので、なるべく早くメインのベッドを他に買いましょう。
エアベッドを普段使いする上での注意点
ある程度普段使いに向いた種類のエアベッドとはいえ、いい加減に扱うと破損のもとです。
使い方の注意は守りましょう。
エアベッドを敷きっぱなしにしない!
基本的にエアベッドは「毎日空気を抜いて片付ける」ことが前提です。
膨らまして敷いているときは下にすのこもありませんから、敷きっぱなしにしていると床との間に湿気がたまり、カビの原因になります。
毎日空気を抜かないにしても、壁に立てかけるなどして床に空気を通しましょう。
飛び跳ね、立ち上がりは禁物
普通のベッドでも飛び跳ねるのは禁物ですが、エアーベッドの場合は特に厳禁です。
飛び跳ねたり立ち上がったりすると、偏った場所に力が一気にかかり破損してしまう可能性があります。
お子様がいるおうちでは、エアベッドの上で跳ね回らないように注意しましょう。
見た目はトランポリンのように見えても頑丈さは全く足りません。
いうことをきかない年齢のお子様がいる場合は、なおさら毎日空気を抜いて収納することが大事です。
空気を抜いて凹ませていれば、飛び跳ねたいお子様も面白くないのでやりません。
もちろん、ベッドで悪ふざけする時はすぐに叱ることが大事。
自分でエアベッドを勝手に膨らませられる知恵がつく前にしつけましょう。
エアーベッドはあくまで静かに寝転ぶ用途のみにとどめ、ジャンプ台や踏み台がわりに使ったりしないようにしましょう。
エアベッドは腰痛に注意
空気をいっぱいにエアベッドに入れても、一晩寝ているだけで少しづつ体重の圧により空気は抜けていきます。
なので、エアベッドはどうしても硬さをキープしきることが難しい面があります。
時間が経つごとに、空気が抜けて凹んでいきます。
普通のマットレスでも劣化はして行きますが、エアベッドで空気が抜けるよりはずっと長持ちします。
空気が抜けて柔らかくなると、腰が沈んで腰痛の元になることがあります。
エアベッドを使う際には空気をしっかり入れ、柔らかくしすぎないようにしましょう。
複数日に渡って使うときも、毎回空気を詰めなおしましょう。
元から腰痛が重い人はエアーベッドでなく、安定した構造の据え置きベッドにした方が良いです。
長期間の普段使いには向かないエアベッド
結論として言えば、エアベッドは長期の普段使いには向きません。
基本は来客用か仮眠用などに使う方が向いています。
普段使いする場合も、あくまで普通の頑丈なベッドを購入するまでの短期のつなぎとして使うのが適当だと言えます。
年単位で長く使うのであれば、エアベッドではなく据え置き型の木製・スチールパイプへの買い替えを前提としましょう。