手触りの優しい木製のベッド。
そのベッドを長く美しく使うため、お手入れにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
目次
木製ベッドの基本は乾拭きのみ!
スチールパイプならば雑巾の水拭きでも構いませんが、木製ベッドは基本、水拭きは避けた方が良いです。
なぜなら、木材は水を吸って膨張したり痛んだりしてしまうからです。
材質によっては、シミができたりしてしまうこともあるのです。
特に桐は湿気でシミができやすい素材です。
ですから、木製ベッドのお手入れは「乾拭きが基本」なのです。
木製ベッドでも仕上げによっては水拭きができないこともないのですが、説明書に書いていないのであれば避けた方が無難です。
水拭きが若干はできる仕上げの木製ベッドでも、びたびたに濡れた雑巾は禁物。
可能な限り固く絞り、水分は少なくしましょう。
乾拭きでも毎日拭いていれば埃がこびりつくのを結構防げます。
特に黒のベッドだと汚れも目立ちますし、毎日の習慣として柔らかめの布で乾拭きしておくと良いです。
化学雑巾は避けよう!
汚れがさっと取れるので、普段のお掃除には便利な化学雑巾。
しかし、木製ベッドの掃除には避けた方がいいです・
化学雑巾は界面活性剤などを染み込ませてあるのですが、このせいで木製ベッドの表面が剥げてしまったりする危険性があります。
ですから、木製ベッドに化学雑巾はよくないのです。
普通の布や、柔らかいモップでホコリを取りましょう。
しつこい汚れが着いてしまったら?
乾拭きが木製ベッド掃除の基本とはいえ、ときには乾拭きでは取れない汚れがこびり付いてしまうこともあります。
お子様の失敗やいたずら書き、ペットの粗相であったり、何かをこぼしてしまったり。
掃除をうっかりできない期間が長くなったら汚れがこびりつくこともあります。
液体状のものをこぼしてしまった場合は、まず極力早く乾いた布で拭き取りましょう。
そして汚れが付着したままなら、ぬるま湯で固く絞った雑巾で拭いてみて、それでもダメだったら薄めた中性洗剤を使いましょう。
中性洗剤を薄めて、まずは目立たない場所でためして色が剥げたりしないかをチェックしましょう。
それで大丈夫でしたら、汚れた場所を薄めた中性洗剤で拭き、そして乾拭きをして仕上げましょう。
家具用にはどんな洗剤を使えばいいの?
お店に行っても、なかなか木製家具に使える洗剤はどれなのかわからないこともあります。
そんな時は「家具用」と銘打ってあるものを探しましょう。
ドラッグストアでかえって探しづらいという時は、家具店や家具店の通販サイトの方が見つけやすいこともあります。
木製家具が中心の北欧デザインに主力を入れているお店だと、木製家具に使える洗剤が置いてあるところもあります。
埃は優しくはたきでスッキリ!
すのこベッドやカントリーベッドなど、埃がたまりやすい構造のベッドは、こまめにはたきで埃を取っておきましょう。
この際、硬い毛のはたきだと木材の表面に傷が着いたりしてしまいますから、なるべく柔らかい毛質のはたきやモップを使うようにしましょう。
天然素材ですとウールのはたきもありますし、マイクロファイバーのはたきの中には感触も柔らかく、埃を吸着させやすい性質のものもあります。
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すのこベッドの場合、マットレスの干しやひっくり返しついでにすのこ部分の埃を払っておくと良いでしょう。
もちろん、マットレスの方に埃がついていればそれも取りましょう。
木製ベッド専用の手入れキットがある場合
ベッドのメーカーによっては、自製品に合わせたメンテナンスキットを販売しているところもあります。
オイルコーティングで仕上げている場合、専用のワックスを塗り直したりする必要があるからです。
このようなキットがある場合は、説明書にしたがって使いましょう。
ただし、専用キットは指定のベッドだけで使って、他のベッドには使わないようにしましょう。
他のブランドやメーカーだと使っているワックスに違いがある場合も多くありますし、桐ですとワックス自体がシミができてしまうので使えません。
木製家具用のワックスは、使用していい木材をよく確かめた上で使いましょう。