マットレスのクリーニングはどうすれば良いか

マットレスも長く使えば汚れてきます。

使っている年月が短くても、お子様やペットがおもらしをして汚れてしまうこともあります。

毛布や洋服はクリーニング屋さんがありますが、マットレスはクリーニングが頼めるのでしょうか？

持ち込みが難しい、マットレスのクリーニング

布団のクリーニングですと、店舗に直接持ち込んでしばらく預けていくことも可能です。

敷き布団や掛け布団も歩いて持っていくには大変なサイズではありますが、布団や毛布なら自家用車に乗せていけますからね。

布団に対応したクリーニング店も多いですし、コインランドリーも大きめの店舗ですと布団対応の洗濯機を備えたところもあります。

しかし、マットレスではなかなかそうはいきません。

三つ折りの薄いマットレスならまだしも、20〜30kgを越える大きな重いマットレスを引き受けてくれる先を見つけるのは大変です。

持ち込み対応のクリーニング店で、マットレスのお洗濯を受け付けているところを探すのは大変です。
もちろんコインランドリーでは洗えません。

まして、分厚くて中にコイルの入っているマットレスだとお店に持ち運ぶだけで一苦労。

セミシングルサイズでも、重いコイル入りマットレスはとても一人の手では持てませんし、車で持っていくにしても面倒が多いです。

大きなセミダブル以上を小型の軽自動車に積むとなると、車の中に入れる作業だけでも大変ですし店に持っていくのも大仕事です。

服のように気軽に店に持ち込めないとなると、マットレスのクリーニングはどうすれば良いのでしょうか。

クリーニングはお店だけでやるとは限りません。

特にマットレスの場合、業務用の洗濯機でもそのまま入れるわけにはいかないので、お店や工場に引き取っての洗浄はかえって大変です。

お店の方でも、マットレスの持ち込みを受け付けているクリーニング店はなかなか見つかりません。

マットレスのクリーニングを請け負っている業者さんの多くは、依頼主のご自宅に出張しての洗浄を行なっています。

持っていく手間も考えれば、出張対応の業者さんを頼んだほうがいいですね。

お店の方針やマットレスの材質、汚れの性質により多少の違いはありますが、出張の場合概ねやることは共通しています。

まずはお住いの地域に出張対応してくれるクリーニング業者をネットで検索するなどして探しましょう。

問い合わせて納得が行くようであれば、正式に申し込みをして来ていただく日取りを決めます。

当日作業員の方はお部屋の中にブルーシートを敷き、その上で作業します。
マットレスの表面を消毒したり、スチームでマットレスの表面や中の汚れを落とします。

マットレスから出てきた汚れを含んだ水はバケツの中やクリーナーの中に吸い取って導きます。

洗浄で濡れたマットレスは普通に干すだけでは乾きませんので、洗浄作業が終了したのちは業務用のドライヤーでマットレスの奥底まで乾燥させるというのが基本の手順です。

作業時間はマットレスのサイズによっても異なりますが、早いと50分くらい。
概ね2時間前後くらいで終わるところが多いようです。

もちろん出張料もかかっていますので料金はお高め。

シングルで片面でも、安くて8千円以上かかります。
キングサイズの両面ともなると、2万円は下りません。

プロに頼んでのクリーニングで出来ることは

です。

ただし、カビ自体は殺せてもカビによりできた黒シミは残ってしまう場合もあります。

マットレスクリーニング業者の中には、ソファなど他の家具のクリーニングにも対応しているところもありますので、予算に余裕があれば他の家具も洗ってもらいましょう。

どのお店からの出張可能エリアからも外れてしまう場合は、宅配での送付を受け付けてくれるクリーニング業者を探さないといけません。

しかし、遠方の業者さんとのやり取りはなかなか手間も料金もかかり、梱包も大変です。

離島など、マットレスのクリーニングを頼みづらいところにお住まいでしたら、重いマットレスを使うベッドではなく、最初から敷き布団対応のベッドにした方がベターでしょうね。

敷き布団の方がまだクリーニング業者は見つけやすいですし、料金もシングル布団なら数千円以内ですみますので、予算がどうしても厳しい人も布団対応ベッドの方が良いです。

マットレスもクリーニングを頼むことは可能ですが、基本は専門業者に自宅に出張してもらってクリーニングを頼みます。

持ち込みに対応したクリーニング店は少数派です。

クリーニングの出張は値段的にはどうしても8,000〜2万円程度かかってしまいますが、「捨てて買い直すよりは安い」かもしれません。

マットレスの汚れで困っている人は問い合わせてみましょう。