2段ベッドにも様々なタイプがあります。
ちょっと低めの「ロータイプ」と呼ばれる2段ベッド。
その良さ、おすすめの理由についてお話ししましょう。
ロータイプ2段ベッドの高さとは?
明確な基準があるわけではないのですが、大人向けの2段ベッドは上段の床板までの高さが120cm〜大きいものだと150cm近くあります。
「ロータイプ」と呼ばれるものだと、上段の床板までの高さが100cm〜120cmくらいのものが多くあります。
数字だけを見ると大人向けと比べて10〜15cm低いだけでそんなに差はないように一見見えますが、部屋の中に入れると10cmの差は結構大きいものです。
まして体の小さな低学年くらいまでのお子様だと、このくらいの高さの差は随分登りやすさが違って感じられるのです。
お子様の安全にロースタイルベッドを!
2段ベッドデビューのお年頃は小学校入学前後というおうちも多いでしょう。
親御さんの言うこともだいぶ聞けるようになってきて、体もしっかりしてきます。
しかし、うっかり梯子を踏み外したりしての転落事故の可能性がないとは言えません。
朝寝坊したりして慌てて降りようとして落ちてしまったりする場合もありえます。
転落して床にぶつかった時、1cmでも低い方がやはり落下のエネルギーが減るぶん体へのダメージは少なくて済みます。
特に頭などの大事な場所を打った時のことを考えると、少しでも衝撃が少ない方が安心。
高いところだと怖がるお子様にとっても、ちょっと低いだけで恐怖心も和らぎますし、落ちついて登ることができます。
親にも安心のロースタイル2段ベッド
もう一つの便利な点は、「親御さんが見守ったり、ベッドのお手入れのお手伝いをしやすい」と言うところにあります。
まだ小学校低学年頃のお年頃だと、ご自分でベッドの手入れをきちんとするのにも難しいところがあります。
マットレスや掛け布団をおろして干さないとカビの元ですが、体が小さいうちは自分でその作業がやりづらいですから、大人が手伝う必要があります。
ロースタイルなら、大人の体格なら少し手を伸ばせば取り出しもしやすいですし、干し作業やカバーの洗濯を終えて元に戻す作業も簡単です。
2段ベッドに使うマットレスは薄く軽量なので、大人一人なら楽に下ろせます。
成長の早いお子様でしたら、小学校高学年にもなれば自分でお布団やマットレスをおろしてお手入れもできるようになります。
そして、小さいうちは病気にかかりやすいですし、そんな時は親御さんがこまめに状態を見守る必要があります。
特に具合が悪くて休ませている時、時々顔色や呼吸をみてすぐ病院に連れて行くべきかどうか、辛そうでないか気を使う必要もあります。
寝相のよくないお子様だと、無意識に掛け布団を蹴り飛ばして寝冷えして、風邪を悪くしてしまうこともありますから、かけ直すときにも便利です。
ロースタイルのベッドなら、上段で寝かせていても覗き込みやすいです。
身長が150cm台の小柄なパパさんやママさんもいちいち梯子に登らなくても、お子様のお顔を確認できます。
住宅事情にも優しいロースタイル
2段ベッドを使うお部屋の高さが、いつも十分あるとは限りません。
一戸建てを新築するなら、ベッドの高さに天井高を合わせることも可能ですが、賃貸のマンションやアパートではそうもいかないことが多いです。
特に転勤族の方、自衛官や税務署職員のように転勤が頻繁にあるお家だと、どんな官舎やアパートにどれくらいの期間居られるのかも分からないところがあります。
中にはかなり古く、天井が低い物件も珍しくありません。
引越し先の天井が低く、高すぎるベッドを買っても入らないとか、上段で起き上がったら頭をぶつけた!なんてなったら困ります。
低めにしておけば、どんな天井高の官舎やマンションに入る羽目になっても対応できます。
ただ下段も低いぶん、その下の湿気やホコリがたまりやすくなる可能性もあります。
マットレスを干したりベッド下を掃除したりのお手入れはこまめにやっておきましょう。
特に古い建物だと通気性が悪いことも多いです。
隙間に突っ込めるモップやロボット掃除機などを使い、埃を取っておきましょう。
ベッド下のこまめな掃除は空気の入れ替えにもなり湿気の追い出しにもなりますから、カビ防止対策の一環にもなります。
まとめ
ロースタイルの2段ベッドのメリットは
- 梯子を踏み外したり転落した時、大怪我の可能性を減らせる
- 布団やマットレスの上げ下げがしやすい
- 親御さんがベッドにいるお子様の様子を見守り安い
という点にあります。
親御さんもお子様も安心して使えるのは嬉しいところですね。