自衛官や海上保安官、大学教員などの公務員が安く暮らせる官舎。
官舎暮らしの方には、どんなベッドが合うのでしょうか。
目次
官舎用のベッドはコンパクトサイズで!
場所により差はあるものの、基本的に官舎は古く狭いところが多いです。
一部で報道されたような広くて豪華な公務員住宅などごくごく限られた界隈の話。
寝室は6〜5畳ほどの大きさの官舎が多いです。
大きく広いベッドは基本的に官舎暮らしには向きません。
クイーンサイズ以上のベッドは厳しいでしょう。
特にクイーン〜200cm台の幅の連結ベットといった大型のフロアベッドは収納力がないわりに場所をとりますので、官舎暮らしには向かないベッドです。
小柄な方ならショートサイズにした方が場所を取らなくて済みます。
また、自衛隊の若手幹部や税関のように転勤の頻度が高い職種のご家庭の場合、引っ越し作業がしやすいことも大事です。
バラしたり組み立てたりの作業に時間がかかりすぎると、引越しの際の荷造りも手間取ります。
自力で組み立てや解体がしやすい構造のもの、片付けがしやすいベッドが向いています。
官舎暮らしでは退去時の原状回復費用を嵩ませないために、普段から綺麗にしておくことも大切。
掃除がしにくい作りのベッドだと、カビや汚れのたまるリスクが大きいので避けた方が良いでしょう。
特に古い物件の官舎ですと湿気が溜まりやすい構造の部屋も多いです。
カビを生えさせないためにも、通気性の良い構造のベッドの方が良いです。
湿気に弱い合成皮革のレザーベッドは官舎暮らしではおすすめできません。
官舎を卒業して、一戸建てや新しいマンションに引っ越してからにしましょう。
官舎暮らし向きのベッドとは?
お部屋の広さを考えると、横幅の大きさはダブルサイズまでが限界でしょう。
お子様が2人おられるご家庭なら二段ベッドを使ってスペースを節約していきましょう。
官舎にも向いたロフトベッド!
独身の方や、お子様がいらしても1人までのご家庭ならロフトベッドも良いでしょう。
スチールパイプのロフトベッドですとカビの心配も減らせます。
ベッド下を衣類の収納スペースにしたり、デスクを置いてワークスペースとしても使えますし、床から距離があるぶん通気性も良くカビのリスクを下げられます。
天井の低い物件に当たる心配があるのならば、ミドル〜ロータイプのロフトベッドか、高さ調節が可能なロフトベッドを選ぶという手もあります。
フロアベッドは敷き布団対応タイプがオススメ!
フロアベッドでしたら、湿気の溜まりやすいドロップインタイプ(マットレスをフレームに落とし込んで設置する)はあまり官舎向きではありません。
通気性の良くない古い物件に当たった場合、カビのリスクがより高くなります。
マットレスを上に乗せるタイプ、敷き布団対応タイプの脚があるローベッドの方が良いです。
敷き布団の方が軽いぶん、こまめに干す作業がしやすいですし、雨が続く時期も布団乾燥機で湿気を追い出す作業も簡単です。
古く湿気の溜まりやすい官舎にお住いの方で、低いベッドを使いたい場合は敷き布団対応のローベッドが向いていると言えます。
収納ベッドはすのこ仕様で
官舎で収納ベッドを使うのでしたら、すのこ仕様になっていて敷き布団対応のものの方がベターでしょう。
湿気の溜まりやすい物件に当たった時に、カビのリスクを少々は減らせます。
収納が少ない物件に当たっても、ベッド下を有効活用できます。
コイル入りの重いマットレスより、敷き布団の方が引っ越す時の持ち運びもしやすいです。
もちろん、収納スペースには除湿剤を入れておき、布団乾燥機も活用するなどカビ対策はきちんと行いましょう。
跳ね上げ式収納ベッドはサイズの大きなものの収納力はあるので、アウトドア趣味やゴルフの付き合いがある人には便利なのですが、古い官舎の様にカビが生えやすい環境だと厳しいものがあります。
引越しの時の解体→組み直しにも手間がかかるので、あまりオススメはできないかもしれません。
まとめ
官舎はあまり広くないところ、古いところも多いです。
特に転勤の多い職種の人は、どのような官舎に当たっても使いやすいベッドを選ぶことが大切。
通気性がよく掃除のしやすいすのこベッドやパイプベッドがおすすめと言えます。
引っ越し作業を考えれば組み立てやすい構造のベッドが尚良いです。