ベッドと一口に言っても、多種多様な種類があります。
どんなベッドがあるのでしょうか。
それぞれの機能、形態別にご紹介しましょう。
ロフトベッド
床面が高いベッドで、ハシゴや階段で上に登って使います。
ベッド下を有効活用できるのが魅力。
デスクが付属していてワークスペースとして使うようになっていることもありますし、服を吊るして収納場所とすることも多いです。
高さも何段階かあり、180cmの高めのサイズから、100cm程度の低めのロフトベッドもあります。
素材はスチールパイプのものが多いですが、木製のロフトベッドも多くあります。
二段ベッド
子供部屋用のベッドとしておなじみの二段ベッド。
ベッド１台分のスペースで二人寝られるので、お部屋がせまい時も有効に使えます。
子供部屋や学生寮の二段ベッドというと木製が多いですが、スチールフレームの大きなサイズの二段ベッドだと、職場での大人用仮眠室や学生寮のお部屋にもよく使われています。
２段より数は少ないですが、3段ベッドというのもあります。
4段ベッドはさすがに市販品では滅多にみませんが…
収納ベッド
ベッド床下に収納スペースを設けたベッドです。
収納スペースのタイプには引き出しがいくつかついた「引き出し式」と、ベッド下を丸ごと収納スペースに使う「跳ね上げ式」があります。
引き出し式の収納ベッドは「チェストベッド」と呼ばれるものもあります。
収納ベッドの良さは、同じ面積のお部屋でも、収納スペースをたっぷり確保できることです。
転勤先にいつも十分な収納スペースがあるとは限りませんので、転勤族やワンルーム暮らしの方には助かるベッドです。
フロアベッド
床に近い、低いベッドです。
ベッドが低いぶん、天井までの距離が伸びて開放感が味わえるのが魅力。
天井がどうしても低めになるマンションにはいいですね。
シャープなデザインのブランドだと、都会風のモダンなインテリア演出にはもってこいです。
欠点は収納力が低いことです。
一部にはヘッドボードに若干収納スペースがあるものもありますが、収納ベッドとはボリュームは比べものにならず、多くても雑誌数冊だったり小物程度です。
ソファベッド
昼はソファ、寝るときは広げてベッドになるソファベッド。
来客用のベッドや、職場での仮眠用ベッドとしても人気です。
昔はただふかふかして寝づらいイメージが強かったのですが、最近はマットレスの構造も工夫され、程よい硬さもつけられるようになりだいぶ寝心地が改善されてきました。
床置きで座椅子のような形になるフロアタイプ、安定した寝心地の木造タイプなどバリエーションも増えてきています。
すのこベッド
床板部分がすのこ状になっていて、通気性をよくしたベッドです。
湿気の高い地方にお住いの方、汗をよくかく方にもおすすめです。
普通のベッドの床面をすのこにしたタイプと、大きなすのこ状で広げて床置きにする足なしのタイプがあります。
引き出し式収納ベッドや、フロアベッドにも床板がすのこになっているものが多くあります。
レザーベッド
木製フレームやヘッドボード部分をレザーで覆ったベッドです。
使用するレザーは牛革などの本革を使ったものや、PVC（塩化ビニール）やPU（ポリウレタン）などの合成皮革を使ったものもあります。
見た目の高級感、美しさが一番の魅力。
上質なインテリアにこだわりたい人には憧れのアイテムですね。
そのぶんお値段が高めになるのが難点です。
合成皮革でも10万円を軽く超えるものは珍しくありません。
本革ベッドともなるともっと高く、クイーン以上の大きなサイズだと70万円以上するものさえあります。
畳ベッド
マットレスの代わりに、畳を使ったベッドです。
畳の上に敷き布団を敷いて使います。
畳で寝る程よい固さと弾力性が人気。
敷き布団を敷いて寝るので、今までの敷き布団を捨てたくない人にも安心。
重いマットレスを干すのが面倒な人にも助かります。
もちろん、インテリア的にも和室に合わせやすいメリットがあります。
中に収納を備えたタイプもあります。
畳ベッドの収納には、引き出し、跳ね上げの他に手動で蓋を開けられるタイプも多くあります。
電動ベッド
介護用として販売されている電動ベッド。
リモコンで上体を起こしたり、膝をあげたりしてくれます。
介護される側はもちろん、介護する側の負担も減らしてくれます。
お年寄りのいるご家庭にはもちろん、怪我で足腰が不自由になったり、先天性の障害をお持ちの方にも助かります。
今は健康な方でも、高齢者と言われる年齢まであまり年数がないのでしたら先々を考えて早めに購入しておくのもありです。
まとめ
ベッドにも様々な機能の種類があります。
スペースを有効に使えるロフトベッドや二段ベッド、収納ベッド。
来客用として便利なソファベッド、和洋折衷の畳ベッド。
見た目の高級感が魅力のレザーベッドや、介護用に助かり電動ベッドなど。
それぞれのライフスタイルにあったベッドを選んでみましょう。