天板部分がベッドになっている畳ベッド。
和風の畳と洋風のよさを兼ね備えた畳ベッドのメリットはどんなものがあるのでしょうか。
目次
1,畳の床より立ち上がりが楽!
今まで和室の畳に布団を敷いて寝ていたという方でも、歳をとったり怪我をしたりすると畳から起き上がるのが辛くなってくるときがあります。
低い場所から起き上がる動作は力が入りますし、膝や腰が悪いと立ち上がるときに負担がかかってきます。
畳ベッドですと高さがありますので、起き上がるのに少ない力ですみます。
ご年配の方でも安心して使うことができます。
50代〜60代に差し掛かり「今はまだ健康だけど、自分の老化もこの先近そうで心配…」というお年の方は長く使える丈夫な畳ベッドをお選びになると良いでしょう。
若い方でも、「膝や足腰が慢性的に痛いけど介護用ベッド使うほどではない」という方だと畳ベッドぐらいでちょうど良いかもしれません。
ご自分用だけでなく、高齢の親御さんへのプレゼントにもいいですよ。
2,敷き布団が使える!
一般的なマットレスを使うベッドで、何と言っても大変なのはマットレスの重さです。
普通の高さのベッド用のマットレスだと10Kgを超えるサイズもザラです。
カビの防止には時々マットレスをひっくり返して干す必要がありますが、足腰が悪いとこの作業も一苦労です。
手伝ってくれる家族と同居しているうちはいいですが、一人暮らしで足腰の調子が悪いと余計大変な作業になってしまいます。
しかし畳ベッドですと、敷き布団を使うのが基本。
敷き布団はマットレスに比べてずっと軽いので、上げ下げや干しもラクにできます。
足腰への負担も少ないですし、重いものを持つのが辛い方には助かります。
今まで敷き布団を使っていた方も、捨てないでそのまま使えますので「ベッドにしたいけど布団を使わなくなるのは勿体無い」という方にはちょうどいいですね。
敷き布団対応の洋風ベッドと比べてどう?
しかし畳ベッド以外にも、敷き布団対応の洋風ベッドはあります。
その多くがすのこベッドです。
しかし、すのこベッドの場合、敷き布団対応であってもすのこの隙間が少しはありますので、敷いても背中が痛くならない敷き布団というと、少し厚みがないと厳しいです。
畳ベッドですと、畳自体の弾力がありますので敷き布団の厚みを選びません。
「持ってる敷き布団をそのまま使いたいけど、これで大丈夫?」と心配な方、布団を買い換える予算がちょっと厳しいという方は畳ベッドを選んだ方が安心かもしれませんね。
3,マットレスの当たり外れを防げる!
一般的なマットレスを使うベッドだと、「マットレスの当たり外れ」というものがあります。
固いもの、柔らかいもの色々ありますが、個人の体格や好みによって合う合わないが大きいものです。
家具店の中にはマットレスの展示品に試しで寝転べるところもありますが、それにしても一晩寝た時の感触を完全に体験できるわけではありません。
購入して、一晩時間をかけて寝てみないとマットレスの使い心地はなかなかわからないところがあります。
薄型ならまだしも大きくて分厚いマットレスは安い買い物ではありません。
「これ寝にくい!」と思っても処分するのが勿体無いし、かといって寝続けて体が痛くなっても困ります。
重いですからリサイクルに出したりするのでも持ち運びが大変ですよね。
処分するのも粗大ゴミ扱いですから、すぐに持っていってもらえないことも多いです。
一方、畳の寝心地はマットレスほど大きく硬さが変わるわけでもありませんし、これまでに畳の部屋で寝たことがありお馴染みの方も多いと思います。
畳ベッドでしたら、フレームさえしっかり安定していればあとは慣れた畳と布団の寝心地です。
マットレスに比べれば当たり外れは少ないので、「失敗したくない」「マットレスを買い換える予算を出すのはキツイ」という方にも安心でしょう。
4,和室にも洋室にも合う!
機能面でも便利な畳ベッドですが、インテリアにも幅広く合わせられるのが魅力です。
洋室にも和室にも合わせやすいです。
合わせられる部屋のタイプが幅広いということは、転勤や引越しが多い方にもありがたいですね。
転勤先の官舎や社宅の内装の雰囲気が前の住居と大幅に変わっても違和感が少なくてすみます。
もちろん、一戸建てや分譲マンションにおいて自分でこだわった内装にもぴったり。
特に北欧風インテリアは木製家具を多用するので合わせやすいですね。
和室ですと、和のテイストを損なわずに機能的なベッドを置けるメリットがあります。
もちろん、和洋折衷のインテリアにしたい時にもちょうどいいですしね。
5,バリエーションが豊富!
畳ベッドの魅力はもう一つ、種類が豊富であるということです。
普通のシンプルなフレームだけのシングルベッドはもちろん、収納がついたタイプもあります。
収納は跳ね上げ式、引き出し両方のタイプが豊富に販売されていますので、収納したいものの大きさに合わせ都合の良いタイプを選べます。
畳ベッドフレームの木材もリーズナブルな合板から、ヒノキなどの高級木材でできたものもありますから、お部屋のインテリアに合わせて選べます。
まとめ
畳ベッドのメリットは
- 畳の床に寝るより立ち上がるのが楽
- お手入れがしやすい
- マットレスより持ち上げやすい敷き布団が使える
- マットレスより、硬さの当たり外れが少ない
- 幅広いインテリアに合わせられる
- デザインや機能のバリエーションが多い
ということになります。
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