スチールのパイプで作られた「パイプベッド」。
どの様なメリットがあるのでしょうか？
お値段が安い！
パイプベッドの一番の魅力といえばこの値段の安さ。
激安品のシングルパイプベッドだと5千円前後で買えるものすらあります。
特に一人暮らしを始める時はお金がかかります。
実家の援助も得られるあてがなく、貯金も少なくどうしても先立つものがないという方、やむを得ない事情で急遽一人暮らしをしなくてはいけなくなった方はコストを抑えたいもの。
お金のかかる家具は特に安いものが助かります。
他の家具を揃える予算も考えれば、少しでも安いベッドがいいですもんね。
最初は激安の簡素なシングルパイプベッドを購入して、お金が貯まったらまた新しいベッドを購入しても良いです。
床板にウレタンクッションがついたタイプのパイプベッドもあります。
これなら重くて高いマットレスを別途購入する必要がなく、そのまま敷き布団をを敷いて眠ることができます。
これなら今まで使っていた布団も捨てずにすみますね。
ロフトベッドやヴィンテージ風に仕上げたベッドなど、作りが多少凝っていたりするとお値段は上がりますが、それでもパイプなら5万円前後で十分買えます。
上は50万以上軽くする高級木製ベッドやレザーベッドよりははるかにお手頃といえます。
引越したばかりだったり、学生で予算が厳しい時には助かります。
パイプベッドはカビにくい！
木製ベッドやレザーベッドだとカビの心配がありますが、スチールパイプですとカビの危険性は大幅に下がります。
スチール自体にカビが生えにくいですし、この上にパイプベッドは床板部分がメッシュ構造になっているものも多く通気性が良くなっています。
収納引き出しを備えたパイプベッドでも、ベッドの下が丸々収納スペースで埋められているとうことはありませんから、木製のチェストベッドよりも通気性は良くなっています。
もちろん木製収納ベッドより収納力はだいぶ落ちますが、これは別に収納ボックスを買えばある程度補えます。
ベッド下に入るサイズの収納ボックスはホームセンターなどで手軽に買えます。
別売りの収納ボックスなら、貯まったお金と必要に応じて後から買い足せばいいですからね。
いくら通気性が良いとはいえ、手入れを何もせず万年床のままでしたら布団の方がカビてきたりダニが増えたりする可能性は十分あります。
パイプベッドといえど布団を干したりシーツを洗濯したりする必要はあります。
しかし、木製に比べれば「すぐにカビてしまう」危険性は大幅に少なくなると言えるでしょう。
忙しすぎてなかなかこまめなベッドの手入れや長時間の換気作業ができない方にも助かるベッドといえます。
パイプベッドはお手入れがラク！
上記の「カビにくい」というメリットとも共通することですが、ベッド本体の掃除がしやすいのも魅力です。
床との間が空いているので、掃除機やモップもベッド下に通しやすく、床にたまる埃も取りやすいです。
木製ベッドだと乾拭きが原則だったりしますが、スチールパイプですと水拭きでも構いません。
固く絞った雑巾でさっと拭けばいいだけなので掃除がラクです。
木製パーツのついているパイプベッドの場合、木製部分は水拭きが向きません。
この場合、木製部分を乾拭きにしてスチール部分だけ水拭きというやり方にしましょう。
軽くて持ち運びしやすい！
木製に比べて、パイプベッドは比較的軽いです。
シンプルなシングルのパイプベッドだと、本体重量は10kg前後。
木製だと、パイン材のシンプルなすのこベッドでも20kg前後になります。
引っ越し作業も手伝ってくれるあてが少なく、極力費用を抑えたいときはやはり軽いベッドの方が作業がしやすいです。
そして、模様替えや掃除などで移動する時も持ち上げやすいので、ご家族や友人にちょっと手伝ってもらう時も簡単なのでまだ頼みやすいです。
意外と可愛いデザインも多い？
パイプベッドというと無骨でシンプルなデザインを思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、結構可愛いデザインのベッドも多いんですよ。
スチールパイプは曲線に加工することも可能ですから、これを活かした姫系デザインのパイプベッドも多く販売されています。
姫系デザインだと、カラーもピンクやホワイトといった可愛いものが中心です。
中には天蓋を吊るせるフレーム付きの姫系デザインパイプベッドセットもあります。
これだとシーツも可愛らしい柄にしたり、天蓋にふわふわのシフォンカーテンを吊るしたりしてお姫様気分のベッドルームに仕上げることもできますね。
インテリアにこだわりたい人も、工夫次第で可愛く仕上げられるのがパイプベッドなのです。
まとめ
パイプベッドの良さはつまるところ
- 値段が安い
- お手入れがしやすい
というのが２大メリットと言えます。
そして「意外とおしゃれなデザインのもある」という利点もありますね。
