地震大国日本ですから、急に寝ている間に地震が起こることもあります。
特に高いところで寝るロフトベッドはどうなるか不安なもの。
ロフトベッドにいるとき地震が起きたらどうすれば良いのかを考えましょう。
ベッドからは無理して降りない!
突然大きな揺れが起きると怖いとは思いますが、揺れている最中は無理に降りるとかえって危険です。
特に梯子で登るタイプだと、焦って降りようとすると踏み外して落ちる危険も大きくなります。
揺れている最中はベッドのフレームに掴まるなどして、まずは振り落とされないことが第一。
少しでも余裕があるなら、頭に布団を被って物の落下によるダメージを少しでも減らしましょう。
最悪家屋自体が壊れて天井が落ちる場合もありますし、家屋そのものが大丈夫でも屋内のものが横方向から飛んでくることもあります。
ベッドから降りるのは揺れが落ち着いてからで良いです。
夜中で停電の時は懐中電灯やスマホの電気で周囲を確認して行動に移りましょう。
床の落下物によく注意し、窓が割れている場合は特にガラスを踏まないように注意して降りましょう。
夜間で停電している場合は、家屋が崩壊する恐れがない場合はあまり動かないほうがいいでしょう。
屋根や壁にヒビが入っているなど、家屋全体に損壊が及んでいそうな時は落ち着いて家の外まで避難しましょう。
ベッドの下に潜るべきか?
地震の時に「ベッドの下に潜った」という話は多いと思います。
ロフトベッドでも、落下物から頭を守るためにはそれがいいような気はしますが、上述の通り慌てて降りると危険。
揺れが収まった後、次の揺れが来るかどうかわからないのでしたら揺れが止まっている間に降りてベッド下に避難、というのならまだアリだと思います。
どのくらいの揺れかまず確認!
地震の後4、5分も経てば気象庁公式サイトやtenki.jpなどの天気予報サイトや公式SNSアカウントなどでどのくらいの揺れだったか発表されますので、まずはそれを見ましょう。
ここで確認するのは震度とM(マグニチュード)。
震度5を越えると、後で大きめの余震が続く可能性が高まってきます。
6を越えると結構な大地震なので、当日中は断続的に余震が続きます。
数日〜長いと2週間くらい大きめの余震が続くのも珍しくありません。
その一発で終わればいいのですが、しばらくは用心しましょう。
そしてもう一つ大事なのは、地震の規模を表す「M(マグニチュード)」。
地上の震度が4か5くらいでも、沖合いが震源でM6以上という場合は用心しましょう。
海底だから地上の被害が少なく済んでいるだけで、同じ地震が地上の震源であれば結構大きい地震です。
Mが大きいと津波の可能性も出てきますので、ニュースや気象庁の公式サイトの続報をよく見ましょう。
海に近い所にお住いの人は、避難の用意をしつつ津波の避難情報が出たらすぐ逃げられるようにしましょう。
揺れのあとはベッドを点検!
地震が起こった後、ロフトベッドをそのまま使うのではなく一度は点検をしましょう。
大きめの地震が繰り返し起こったとき、よくあるのが家屋や家具のネジが長時間の繰り返し振動で緩くなってしまうことです。
ベッドのネジも例外ではありません。
ですから、揺れが収まったあとはまずベッドをよく点検しネジがゆるくなっていないかは見ましょう。
木製のロフトベッドの場合、天板が割れたり柱にヒビが入っていないかどうかも要点検。
柱にヒビが入っていた時は使用を中止しましょう。
「自分で判断できないけれどなんか不安…」という場合、家具屋さんや建具屋さんにチェックしてもらってからでも良いです。
壊れていた場合、処分すべきか修理してまた使えるかどうかも相談しておくと良いです。
ただ、大きな地震の後は建築系や家具系の業者さんには問い合わせが殺到します。
できるだけ早く相談を取り付けましょう。
ロフトベッドはいつから使っていい?
家屋も無事で、余震も津波もなく、ベッド本体に異常もないのであればまたいつも通りに使って構いません。
しかし、震度6以上の場合はしばらく余震が続くことが多いです。
特に大規模な地震の場合、震度4以上の余震も何度か来ることがあります。
ですから、震度6以上の場合や一晩中余震が続く場合はしばらくの間、高いタイプのロフトベッドの使用は控えたほうがいいです。
多くの場合1週間前後、長くても2週間くらいすればかなり余震の頻度は収まってきます。
高いロフトベッドはそのくらいの時期から使用を再開しましょう。
繰り返しの余震でまたベッドが痛む場合もありますから、再度点検し直して異常がないかどうかは確認が必要ですが、それで大丈夫なら余震の収まった時期にまた使えばいいですしね。
まとめ
まず地震の最中は「焦って降りないで、地震が治ってから降りる」ことを心がけましょう。
そしてロフトベッドから降りた後は、ベッドが痛んでいないか点検しましょう。