すのこベッドも様々な種類がありますが、床置きタイプも人気の種類の一つ。
限りなく床に寝るのに近い折りたたみの床置きベッドの良さはどんなところにあるのでしょうか。
目次
フローリングでも敷き布団で寝られる!
敷き布団は基本的に、畳に敷いて使うことを想定したものです。
畳は程よい弾力があり、その上に布団を敷くとちょうど良い柔らかさになります。
しかし、フローリングに敷くには向いていないのです。
フローリングに敷き布団直敷きが向かないわけ
しかし今時の住宅、特にマンションはフローリング中心の作りが多いです。
ファミリー向けのマンションなら1室くらい和室がある場合もありますが、全室フローリングも珍しくありません。
ワンルームならフローリング一択のことも多いです。
フローリングやリノリウムに直接布団を敷くと、床の硬さと冷たさがもろに体に伝わって寝づらいです。
それだけでなく腰にもきますし、もともと腰痛を抱えている人にはかなりツライことになってしまいます。
そしてフローリングに布団直敷きだと通気性が全くありません。
寝ている間の湿気はそのまま床と布団の間にたまります。
どうかすると起きた時には床や布団が湿っていたりすることもあります。
これでは床にも布団にもカビが生えやすくなりますし、布団がなんとなくじめっとした感じで不愉快になってしまいます。
直置きすのこベッドでフローリングも安心!
でも、フローリングでも直置きのすのこベッドの上に敷き布団を敷くだけで違います。
直置きすのこベッドの多くは木製で、特に柔らかい桐などの素材でできていると程よい弾力感もあります。
すのこのわずかな高さでも、空気が通りますし布団からの湿気を逃すことができます。
これなら、起きた時に寝汗で床や布団が湿ってべたっとするのを防ぐことができます。
もちろん、フローリングだけではなくリノリウムの床にも使えます。
普段は場所を取らない!
床置き式の折りたたみすのこベッドは、使わないときは折りたたんで部屋の隅や物置の中に置いておくことができます。
限られたスペースのワンルームですと、据え置きのベッドをおくとかなり場所を取ってしまいます。
起きているときはベッドをたたんで、空間を広く使えると助かりますね。
直置きベッドの畳み方には、二つ折り、三つ折り、四つ折りにするタイプと、丸めてしまうロールタイプとがあります。
特にものをたくさん広げて作業をすることの多い方には、ベッドに場所を取られないで作業スペースの確保という利点があります。
直置きすのこベッドの中には、折り畳んだ時に布団の干場として使えるタイプのものもあります。
これでしたら毎日お部屋の中で敷き布団が干せますので、忙しい人も安心。
布団に通気することでカビやダニの防止策にもなりますし、布団もふんわりとした寝心地になります。
在宅している時でしたら、部屋の換気をするついでにすのこベッドで布団を干せば、外からの風が通り抜けてすのこベッドと布団両方の湿気を逃せます。
落ちて怪我をする心配がない!
ロフトベッドや2段ベッドだと、梯子の上から落ちたらどうしようと心配なもの。
特に寝相の良くない方や、高所恐怖症の方にはなかなか厳しい音もあるのではないのでしょうか。
床置きのすのこベッドなら、限りなく床ギリギリの高さ。
2cm前後の高さですから、ゴロンと大きく寝返りを打ってベッドの外に出てしまっても、床でちょっと痛い程度ですから大怪我をすることはまずありません。
万が一すのこの床板が割れても、落下して怪我をすることはありません。
組み立て作業の手間がいらない!
床置きのすのこベッドは「ベッド」とは銘打っていても、形はほとんど「すのこ」です。
足もなく、ほぼそのままのすのこ状態で届きます。
ですから、組み立てる手間がほとんどいらないのです。
普通のベッドですと、一人で組み立てられない構造のものもあります。
大きなロフトベッドや跳ね上げ式収納ベッドだと二人掛かりで1時間くらい組み立てにかかってしまうベッドも珍しくありません。
組み立てサービス込みで通販を頼むにしても、女性一人暮らしだと作業員の人に立ち入って組み立ててもらうのに抵抗のある方もいるでしょう。
床置きすのこベッドですと、通販で購入しても玄関で受け取ってそのまま自分で部屋の方まで運び入れればすみますし、組み立てに人の手伝いを頼む手間もいりません。
引越しの時にも分解する手間がいりませんので、折りたたんでそのまま持っていってもらうだけで簡単です。
転勤の多い方には、引越し作業をラクにできて助かります。
軽くて持ち運びやすい!
普通のベッドですと、本体重量が20kg以上あるものもざら。
とても一人で持ち運べません。
直置きタイプのすのこベッドだと、重くて10kgくらい。
軽いものだと6kgくらいです。
これなら女性一人でも簡単に持ち運べますね。
毎朝畳む時の作業も一人でじゅうぶんできます。
直置きすのこベッドの良さまとめ
まとめていうと、直置きすのこベッドのよさは
- どんな材質の床でも使える
- 使わないときには畳めて、場所を取らない
- 組み立て作業がいらない
ということになります。