お子様に自分だけのベッドを買ってあげるとき、「子供用ベッド」も一つの選択肢です。
しかし、安い子供用ベッドはお買い得なものなのでしょうか?
価格や使える年数も加味して考えてみましょう。
子供用ベッドの値段はいくら?
一口に子供用ベッドといっても、お値段の幅は広いです。
ニトリやIKEAなどの格安チェーンですと、安いものは7,000円しないものもありますし、1,5万円以内で十分買えます。
お子様がベッドデビューする年長〜小学校入学時は学習用品や習い事など出費の多い時期ですから、予算が厳しいことも多いでしょうし、値段的な面だけ考えればずいぶん助かると言えます。
格安子供用ベッドは壊れない?
値段が安くても、すぐ壊れてしまったら結局はあんまりお買い得ではありませんよね。
小さい子しか使わないのが前提の子供用ベッドの中には、時々耐荷重の値が結構低い物があるので注意が必要です。
特に対象年齢が未就学児のみとなっているキャラ物ベッドの場合、耐荷重が30kg未満のものもあります。
ここまで低いと、小柄なお子様でも小学校に上がったらとても使えませんね。
園児のうちでもちょっと体格が大きくなったら壊れる危険性もあります。
耐荷重はよく確認しましょう。
子供用ベッドはいつまで使える?
安い子供用ベッドが本当にお得かを考える際、大事なことの一つは「何年間使えるか」ということです。
特に折れたりとかの事故がなく使い続けられるにしても、お子様の体格が大きくなってすぐ手狭になるのでは結局買い替えのお金がかかってしまいます。
子供用のサイズで小さいものですと、縦幅は165cm前後のものもあります。
これだと身長が150cm未満くらいでないと窮屈になってしまいますね。
5年生でも男子の平均身長は145cm前後ですので、小さなサイズの子供用ベッドだと、下手をすると4年生ぐらいまでしか使えないことになります。
ディズニーなどキャラクターものの幼児用ベッドだと、これよりさらに縦幅が短く150cmもないものもありますので、小柄なお子様でも3年生くらいまでが限界でしょう。
中にはフレームを引き延ばすことができるタイプの子供用ベッドがあり、これなら最大200cm前後まで伸ばせますので、中学生くらいまで使うことも不可能ではありません。
しかし、中学生以上になるとやはり大人用サイズでないと厳しいでしょう。
子供用デザインに子供が飽きる時
サイズだけでなく、ベッドのデザインというものも大事です。
お子様も年齢とともに、お好みのデザインというのは変わってくるものです。
小さい時はキャラ物や可愛いデザインが好きだった子でも、数年経たないうちにシンプルな方がいい、となってくるのもよくあることです。
ピンクやパステルカラーのパーツを使ったベッドも、嫌いになってくる子はなってきます。
高学年にもなればシャープ系、モダン系、シンプルなナチュラル系のデザインが好き!という子もちらほら出てきます。
結局趣味が合わなければお子様の不満もたまり、買い替えたい!とブーイングが出ることもあります。
買い替えまでの期間が短いと、いくら格安ベッドとは言え勿体無いですよね。
ですから、趣味の変遷が激しい子や、小さい時からキャラ物やメルヘン系インテリアが好きではなくシンプル志向のお子様の場合は特に、子供用ベッドは慎重にしたほうがいいです。
中学生以降でも使える本格的な作りの、シンプルなデザインのベッドを買った方がある意味安上がりとも言えます。