3畳のワンルームに入るベッドはある?

狭いワンルーム

昔は「3畳一間の下宿」がフォークソングにも歌われたものですが、最近また「3畳のミニサイズワンルーム」が注目されていると言います。

新築の5〜3畳サイズのワンルームマンションもポツポツ都内に建てられています。

家賃の高い東京で、狭さを我慢すればリーズナブルに暮らせる3畳ワンルームは「都心の職場に近いところに住みたいけれど予算が厳しい」という人にはありがたいもの。

でも、3畳ワンルームに入るベッドはあるのでしょうか?

3畳ワンルームってどれくらいの広さ?

今時、狭いワンルームが残っているのは概ねドミトリーか東京の単身者向け住居、古〜いアパートが主です。

なので、東京ということで1畳の広さは江戸間で考えた方が良いです。

江戸間の1畳サイズは88cm×176cm。

縦長か、正方形に近いかにもよりますが、概ね3畳というと短辺が176cm前後、長編が210cmあまりくらいのサイズになります。

ざっくり考えて、3畳の部屋は1,7m×2mくらいの大きさとしておけば良いでしょう。

3畳に置けるベッドはどんなサイズ?

標準的なシングルベッドの縦幅は205cm前後です。

このサイズを置くとなると、3畳では縦方向はほぼミチミチ、余裕は全くありません。

シングルでも100cm前後幅を取られますので、3畳一間となるとお部屋の半分以上をベッドで占領されてしまいます。

こうなると、他の家具は薄型チェストか小さな机を置くのがせいぜいで何も置けなくなってしまいます。

ですから、長さが標準でセミダブル以上のサイズの据え置きタイプベッドを置くのはまず不可能です。

さらにヘッドボードの厚みがあるベッドですともっと余裕がなくなります。

3畳の部屋にベッドを置くなら、大きくてもシングルのヘッドボードレスが限界でしょう。

小柄な方でしたら、セミシングルにすれば少しはましですが余裕は全くありません。

縦幅も、できればショートサイズの方がいいです。
ショートサイズだと15〜20cmはレギュラーサイズより短いですから、このわずかな空間でもできればだいぶ圧迫感が違います。

160cm未満の小柄な女性ならショートサイズで十分です。

3畳ワンルームで使えるベッドはどんなベッド?

ここまで超狭いお部屋でベッドに部屋の半分を占領されるとなると、かなりスペースとしてはもったいないです。

ロフトベッドもギリギリサイズなので、ベッド下のスペースが暗がりになってしまいます。

ですから、どうしても据え置きベッドを置きたいときはショートサイズの収納ベッド、ソファベッドなどにして場所を効率よく使えるようにするといいです。

ここまでコンパクトなお部屋だと、収納力のないフロアベッドを使うのは厳しいです。

ソファベッドを使う場合は、ベッドにする時引き伸ばして使える木製やフロアタイプのものがあります。
そうしたタイプでしたら寝るとき以外の生活スペースも少しは確保しやすくなります。

部屋自体が3畳でも、ロフト部分が別途あればそちらにベッドをおくことも不可能ではありません。

ロフトつきマンションにはどんなベッドが置ける?

東京の激狭ワンルームだと、風通しが悪かったり、窓が高い位置にあって開けづらかったり、最悪の場合窓がないところさえあります。

こうした物件の場合、湿気がたまりやすい収納ベッドを置くのはかなり厳しいです。

窓なし物件の場合、どうしても据え置きベッドを置きたいなら通気性の良いパイプベッドにしましょう。
パイプベッドですと引き出し付きのもありますが、引き出しをだす余裕がお部屋にあまりないのが難点。

できれば普段の生活スペースを確保する意味でも、コンパクトなソファベッドか折りたたみベッドの方がいいでしょう。

毎日使うのでしたら60cm幅のソファベッドでは厳しいですが、細身で寝相の良い人でしたら、90cm幅のソファベッドならなんとかなるかもしれません。

キャスター付き折りたたみベッドだと、折りたたんでも3畳となると結構場所を取られる感じがしてしまいます。

やっぱり3畳ではベッドは厳しい!

これまで「3畳でなんとか入るベッド」はどんなのか考察してきましたが、やはり3畳となるとベッドを入れるのはこのようにかなり条件が厳しくなってきます。

「どうしても寝るのはベッドがいい」というのでしたら、コンパクトサイズのワンルームにしてもやはり4畳半以上くらいはあった方がいいですね。

せめて5畳あるとずいぶん選択肢が広がります。

3畳物件をどうしても選ばざるをえない時も、1〜2畳のロフト付きで実質4畳以上確保できるところが望ましいです。

3畳を脱出してからベッドを買おう

ベッドだけでなく、3畳のコンパクトすぎる物件はやはり長くは暮らしづらいものです。

「寝に帰るだけ」の生活だからと割り切っていても、やはり我が家がギリギリの広さしかないというのは気詰まりなものです。

ずっと暮らすと家では何もできずリラックスできませんし、たまの休みも気詰まりになってしまいます。

ですから、このようなコンパクトルームは基本「一時の住まい」と考え、できるだけ早くお金を貯め、せめて5〜6畳はあるお部屋に脱出しましょう。

据え置きタイプのセミダブル以上のベッドで寝たいなら、その方が断然良いですよね。

ですから、「3畳脱出まで」と割り切ってフロアタイプのコンパクトなソファベッドを買うのもいいでしょう。
1万〜1,2万くらいでも十分寝心地のいいフロアソファベッドは買えます。

6畳のワンルームにランクアップできたらメインのベッドはロフトベッドを購入して、ソファベッドはソファとして使っても良いでしょう。

まとめ

3畳の広さですと、セミシングルのベッドがなんとか置ける程度ですので据え置きベッドはかなり難しいです。

この大きさの部屋だと、小さめのソファベッドくらいが置けるかどうかでしょう。

ロフトスペースが別途あってもやはり3畳ワンルームはとても狭いです。
ベッドを置きたいのであればもう少し広いお部屋に引っ越してから購入したほうが無難です。


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