学生さんの一人暮らしのベッド選びについてはすでに記しましたが、専門学校や普通の大学より就学期間が長く、忙しい医大生。
医大生ならではのベッド選びについて考えてみましょう。
医大生と他の学生との違い
専門学校や短大、文系や一般的な理系学部の学生さんと、医大生の大きな違いはまず「修学期間が長い」ということです。
医学部でも保険学科や看護学科だと4年制ですが、医学科は6年制になっています。
つまり、遠方からきている人だと最低でも他の学科より2年間多く、一人暮らしをしなければなりません。
卒業後実家に帰ったり、違う場所で研修を受ける予定の人でも、学生の間の6年間を暮らすというのはとても長いことです。
ですから、ベッドも最低6年の間安心して使える長持ちするものを選ぶことが大事になってきます。
卒業後も地元に帰らず、大学のある場所で研修医生活を送るのでしたら学生時代を入れて8年は暮らすことになります。
さらに研修先でそのまま勤務することになる可能性があるのでしたら10年以上は使います。
ですから長持ちするベッドを選ばないといけません。
目先の安さだけで、すぐ壊れるベッドを選んでしまっては損です。
ベッドが壊れてしまった時も、上の学年になれば多忙すぎてなかなか買いに行く暇も取れません。
医者になってからも、研修医のうちは忙しいですし多忙な科を志望している方なら研修が明けてもなかなか暇はないものです。
耐震性重視のベッド、がっしりした作りの長く使えるベッドを選ぶのが良いでしょう。
医学生は本が多い!
医学部はとにかく勉強量が多いです。
教科書もたくさん分厚いものが必要ですし、それを置く本棚のスペースも必要になってきます。
限られた部屋のスペースで本棚は必要不可欠ですので、どうしてもここで場所が取られてしまいますから、その他のものをしまうスペースは限られてきます。
ですから、ベッドの方も効率の良い収納ができるものを選んで本以外の生活雑貨をスッキリしまえるようにしましょう。
この意味で、大容量のチェストベッドはおすすめです。
ただし、湿気対策は必須ですので忙しくても定期的な除湿シートの入れ替えや布団干しは欠かさずできる人向きです。
デスクつきロフトベッドは医大生向きじゃない?
医大生はとにかく必要な勉強時間が多いです。
実習が始まればレポート書きもたくさんあります。
机に向かっている時間が長いのですから、デスクや椅子も小さなものだとうまく作業ができなかったり、無理な姿勢が祟って疲れてしまいます。
ロフトベッドの下についているような簡易的なデスクというのはあまりよくないです。
きちんとしたデスクを購入し、ベッドの外で使った方が長時間の勉強での体の負担が少なくて済みます。
ですから、医大生がロフトベッドを買うのでしたら、下にデスク付きというのはあまりお勧めできません。
ロフトベッド下は服などの収納用や、フロアソファを置いてくつろぎスペースとして使った方がいいです。
ロフトベッドを選ばない場合でも、本棚やデスクに場所が取られますから、やはり収納力が十分にあるベッドが良いということになります。
ベッドは寝心地の良さが大事!
医大生は学年が上がると実習や実験も多く、とにかく忙しいです。
夜帰るのが遅くなるのもざら。
ですから、睡眠で毎日しっかりリフレッシュするのが特に重要です。
寝心地の悪いベッドでは十分寝付けず疲れを溜めてしまい、頭が回らず勉強もレポート書きもままならなくなってしまいます。
この意味で、キャスター付きの折りたたみベッドというのはあまりお勧めできません。
どうしても脚の構造上、多少はふらつきやすくなるからです。
また、ふかふかすぎるソファベッドも足腰が痛くなったりしますのでよくありません。
安定した構造のベッドを選び、寝るときはしっかりとした睡眠が取れるようにした方がいいです。
ソファベッドでしたら、ボンネルコイル入りや木製フレームといった構造のものが程よい固さがあって安定した眠りがとりやすいです。
布団が毎日きちんとたためるマメさがある人ならば、畳ベッドもおすすめです。
他の6年制学部の人にも!
上記では医大生ならではの環境を踏まえ、一人暮らしのベッド選びについて考えてみました。
もちろん、これは薬学部、歯学部、獣医学部といった他の6年制学部の方にも当てはまります。
いずれの学部も、実習が多くて国家試験もあり多忙ですからね。
忙しい学生生活の中、効率の良い収納と丈夫さ、良質な眠りを優先してベッドを選びましょう。