ベッドに使われる木材の種類

木材

木製フレームで作られたベッドも多くありますが、どのような木材が使われているのでしょうか。

よく使われる材料とその特徴について解説しましょう。

針葉樹

葉っぱが尖っているタイプの樹木です。

幹がまっすぐに伸びるので、木材に加工しやすくなっています。
そして成長が早く、40年ほどで出荷できます。

出荷までにかかる期間が短いため大量に木材を生産したいときにも便利なので、広葉樹より価格帯が低めです。

パイン

もちろんパイナップルではありません(笑)松の木です。

家具用として特に幅広く使われており、ベッドはもちろんテーブル、棚など多種多様な家具の材料に愛用されています。

多く使われるパイン材は日本の松の木ではなく、欧米産の松の木が使われています。

柔らかく加工しやすく、手触りが優しいのが特徴。
しかしその柔らかさゆえ、傷がつきやすい欠点もあります。

また、シロアリなどの虫に食われやすいです。

無印良品やニトリなどの量販店チェーンのベッドでもお馴染みなので、「もしかして安いのでは?」と思われがちですが、パインと一口に言っても多種多様なものがあるのです。

パイン材ベッドの強度は大丈夫?

パインの中でも硬めのと柔らかいものがありますし、色合いも赤っぽいものから白っぽいものまであります。

ひのき

木の香りがよく、美しい木目で人気の高いヒノキ。
精油の材料としても定番です。

強度があり長持ちするのが特徴で、伐採されてから200年かけて強くなり、その後1000年をかけて徐々に弱くなると言われています。

湿気にも強く、蒸し暑い日本の気候にはうってつけ。

ひのきベッドの特徴とは

神社の建材としてもよく使われていますが、一般家庭の家具としてもよく使われます。

ベッド用としてはすのこベッドに使われることが多いですが、2段ベッドやロフトベッドのフレームにも使われます。

これも国産の針葉樹木材としては定番中の定番ですね。

柔らかく加工しやすいですが、幹の中心部分の方が丈夫です。

断熱性に優れた特徴を保つため、天井や床材など住宅の建材としてもよく使われ、日本建築の柱にも愛用されます。

家具としてはテーブルへの利用が多いです。

ベッド用としては、すのこベッドや畳ベッドのフレームによく使われます。

広葉樹

葉っぱが広がっているタイプの樹木です。

ゆっくりと成長するものが多く、種類によっては出荷できるようになるまで100年を要するものも。
育つまでにコストがかかるため、針葉樹木材よりややお値段が割高になります。

オーク

欧米のナラ(どんぐりの仲間ですね)を使った木材です。

国産のナラを使うと、オークとは呼ばれずナラ材と呼ばれることが多いです。

丈夫なので、大型のダイニングテーブルなどにも使われます。

「虎斑」と呼ばれる木目が特徴。

加工が少し難しく、下手をすると割れてしまうことがあるので木材に仕上げる業者さんの腕も問われます。

ベッド用には2段ベッドやロフトベッドにも使われますが、価格帯としてはパインよりもお高めになってきます。
そのぶんどっしりとして安定感があります。

ウォールナット

北米産のクルミ科の木材です。
これも日本国産のクルミ木材はウォールナットと呼ばないで「クルミ材」と呼ぶのが普通です。

見た目には赤みのかった、濃いめの色合いをしているので重厚感があります。

油分を含むのでつやが出る仕上がりも魅力。
シブい色合いがかっこいいので、ヴィンテージ風のインテリアにはよく合います。

家具としては、ダイニングテーブルやオープンラックなどに愛用されています。

ベッドには、すのこベッドからフロアベッドまで幅広く使われます。

ブラックチェリー

北米産の桜の木です。

ブラックチェリー材の特徴は、年数を重ねるごとに変化してくる色合い。

紫外線によりその色が変わるので、太陽の光をあびて風合いが変わってきます。

家具としてはダイニングテーブルやチェアによく使われ、床材としても人気。

すのこベッドやローベッド、普通のベッドと幅広く使われます。

タモ

モクセイ科の広葉樹からとる木材です。

日本でも北海道で生産されていますが、ロシア産のものが多く使われています。

くっきりとした木目の美しさが人気で、ベッド以外にはダイニングテーブルにも愛用されます。

ベッドではすのこベッドに使われていることが多いですが、2段ベッドにも使用されることがあります。

すのこベッドによく使われるのがこの桐。

軽くて柔らかい上に水分を通しにくく、保温性に優れているのが特徴。
広葉樹の中ではかなり成長が早い方です。

こちらは外国産だけでなく、国産の桐も多くあります。
特に福島県産の「会津桐」は有名です。

他にはタンスによく使われますね。

ただ、強度は今ひとつなのでロフトベッドや2段ベッドのような高さがあるベッドにはあまり使われません。
2段ベッドに桐を使うときは、すのこ部分だけに使うこともあります。

桐の特徴とベッドへの用途は?

すのこ以外のシングルベッドにもたまに使われます。


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アルダー

カバノキ科ハンノキ属の広葉樹です。

おもに北米産のものが輸入されています。

柔らかく加工しやすいのが特徴。

家具ではダイニングセットや棚などに使われます。

ベッドでは普通のベッドやすのこベッドなどに使われます。


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アッシュ

モクセイ科の広葉樹です。

白っぽい色の「ホワイトアッシュ」が北米から多く輸入されています。

加工しやすいですが丈夫さではやや落ちます。

ギターやバットの材料として知られた木材ですね。

ベッドでは引き出し式収納ベッド、すのこベッドによく使われます。

まとめ

ベッドに使われる木材も多種多様なものがありますが、パインが特にポピュラーです。

針葉樹の木材の方が値段的には安いためよく使われますが、オークのような広葉樹の木材も愛用されます。

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